映画化もされた恋愛漫画の傑作「南瓜とマヨネーズ」
まずご紹介したいのは、やっぱりこれですよね。「南瓜とマヨネーズ」。

恋人との煮詰まった関係の中で、元恋人との再会。過去への未練、今の安らぎ、そして未来への不安……。主人公ツチダの、揺れ動く感情が本当にリアルで、僕も読んでて胸が締め付けられました。
ミュージシャンを目指す彼氏を支えるために、内緒で水商売をするツチダの気持ち、すごくわかるなぁ。誰が正しいとかじゃなくて、みんな必死に生きているんですよね。
2017年には映画化もされた作品なので、ご存知の方も多いんじゃないでしょうか。まだ読んだことがない方は、ぜひ電子版でこの傑作に触れてみてください。
幻の作品に出会える「魚喃キリコ 未収録作品集 上・下」
そして、ファン待望だったのが、この「魚喃キリコ 未収録作品集」です。

上巻には、1993年のデビュー作「HOLE‼」や、90年代後半までの幻の未発表・未収録短編が収録されているそうです。

下巻には、2000年以降の未発表・未収録短編やイラストが。愛犬との日常を綴った作品や、ご自身をコミカルに描いた作品まで、魚喃先生の多様な側面を知ることができるなんて、ファンとしてはたまらないですよね。
漫画家さんの原点って、どんな想いで描いていたんだろうって想像しちゃいます。これまでの作品を読み込んでいる方なら、きっと新たな発見があるはずです。
ポップでコミカルな異色作「ハルチン1」「ハルチン2」
魚喃先生の作品といえば、繊細なモノトーンのイメージが強い方もいるかもしれませんが、こんなポップな作品もあるんですよ。


雑誌「Hanako」で長期連載されていた「ハルチン1」「ハルチン2」は、オールカラーで1話完結型のコミカルなエッセイ漫画なんです。
男前すぎるのが悩みのフリーター・ハルチンと、乙女チックな親友チーチャン。この二人の平凡だけど楽しい日常が綴られていて、読んでると「あ~あ、もう……」って、思わず苦笑いしちゃうような、ホッとできる作品なんですよ。
僕も、こんな友達との日常、憧れますね。お金はなくても明るい二人が愛おしくて、読むと元気をもらえます。
いつでもどこでも、魚喃ワールドに浸れる喜び
今回の電子版配信は、本当に嬉しい限りです。
スマートフォンやタブレットがあれば、いつでもどこでも魚喃先生の作品が読めるって、最高じゃないですか?通勤中やちょっとした休憩時間にも、あの繊細な世界観に浸れるなんて、想像するだけでワクワクします。
魚喃先生は、生前「本当ッッッに漫画が好きだったんだな……。」と語っていたそうです。その言葉通り、一本の線を描くにも全神経を集中させていたという先生の作品を、ぜひこの機会に電子版で楽しんでみてください。
僕もまた、あの世界にどっぷり浸かろうかなと思っています。
それでは、また!賢作でした!


