「いつも二番目」の気持ち、誰にでもありますよね
この物語の主人公は、恋人に「プロポーズするなら元カノがいい」と告げられてしまった桃子さん。いつも「二番目」だと感じている彼女が、三軒茶屋の小さな喫茶店「雨宿り」で開かれる「元カレごはん埋葬委員会」に参加するところから始まります。
「私には、愛し愛されるパートナーができない。他の人はじょうずに進める人生ゲームのマスが、自分には進めない。私は、なにかが足りてない人間なんじゃないか——」
この桃子さんの気持ち、すごく共感できる方が多いのではないでしょうか。僕も「自分だけうまくできない」って感じることはありますから、なんだか胸が締め付けられますね。
委員会には、モラハラに悩む女性や、二股をかけられた経験を持つ人など、様々な失恋を抱えた人々が集まります。彼らの話を聞き、思い出の料理を共に食べる中で、桃子さんは「誰かに選ばれないからといって、足りていない人間なわけではない」と気づいていくそうです。
「ままならない気持ち」の名手と言われる川代紗生さんが描く、共感とおいしさのつまった一冊。これは読み始めたら止まらなくなりそうです。
異例のスピードで10万部突破!読者の共感の輪
この本は2026年3月9日の発売翌日に早くも重版が決定し、約2ヶ月半で10万部を突破したとのこと。近年の文芸書としては、本当に異例のペースだと聞きました。
紀伊國屋書店新宿本店では12週連続で文芸書ランキングにランクインし、コーチャンフォー若葉台店やTSUTAYA MARUNOUCHI BOOKSTOREでは文芸書第1位を獲得したそうです。これは本当にすごい実績ですよね。
読者層は、約8割が女性で、特に30代、40代が約4割を占めています。20代から40代の女性が読者の約7割を占めるというデータを見ると、まさにこの世代の皆さんの心に深く響いているのだなと感じます。
SNSでも「自分のことが書かれていると思った」「開始4ページで泣いた」といった声が広がっていると聞きました。僕も、こんな風に心揺さぶられる本に出会ってみたいです。
10万部突破記念!「月が浮かぶしおり」をゲットしよう
そして、この10万部突破を記念して、素敵な企画が実施されるそうです。2026年6月末より、全国の一部書店で特製しおりの配布が開始されます。
このしおりをデザインしたのは、独創的なブックカバーで有名な「正和堂書店」。本書を象徴する「月」をモチーフにした全2種類のデザインで、本に挟むと、まるでページの上に月が浮かび上がるような幻想的な仕掛けが施されているとのこと。


書籍を1冊購入すると、しおりが1枚プレゼントされるそうですよ。これはめちゃくちゃおしゃれじゃないですか?読書がさらに楽しくなりそうですし、コレクター心をくすぐられますよね。ぜひ手に入れたいアイテムです!
配布店舗などの詳細は、後日サンマーク出版のホームページやSNSで発表されるとのことなので、チェックしてみてくださいね。
著者と作品情報
著者の川代紗生さんは、1992年東京都生まれ。書店員時代からエッセイで支持を集め、『元カレごはん埋葬委員会』で小説家デビューを果たしています。
書誌情報
-
書名:月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった
-
著者:川代紗生
-
発売日:2026年3月9日
-
定価:1760円(10%税込)
-
判型:四六版並製
-
ISBN:978-4763142740
-
発行:株式会社サンマーク出版
いかがでしたでしょうか。
『月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった』は、多くの人々の心に寄り添い、共感を呼んでいる作品だと改めて感じました。
「自分はひとりぼっちじゃない」と感じさせてくれるこの物語は、きっと皆さんの心にも温かい光を届けてくれるはずです。ぜひ皆さんも、この機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。
それでは、賢作でした!


